命題22

命題22

 もし、任意個の奇数が一緒に加えられ、それらの個数が偶数ならば、その総和は偶数である。

 

 任意個の奇数AB、BC、CD、DEが個数は偶数で、一緒に加えられたとせよ。

 その総和AEは偶数であると主張する。

 AB、BC、CD、DEのそれぞれは奇数なので、もし、それぞれから単位が引かれれば、残りのそれぞれは偶数で、つまり、それらの総和は偶数である。

 しかし、単位の個数もまた偶数である。

 それゆえに、その総和AEもまた偶数である。proposition\21

 それゆえに、もし、任意個の奇数が一緒に加えられ、それらの個数が偶数ならば、その総和は偶数である。

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